香流歯科コラム

名古屋市名東区の歯科医院 インプラント・歯周病・入れ歯治療

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歯肉のできものが再発・・・ 再び根管治療で改善も

被せもの銀歯の下の歯茎にぷくっと丸いものが繰り返しできる事があります。

口の中にできるできものは、口内炎をはじめ様々な種類がありますが、しばしばみられるものが「サイナストラクト」と呼ばれる膿の袋。歯茎にできるニキビのようなもので、「瘻孔」や「内歯瘻」と呼ばれます。

口内炎の場合は1週間程度で自然治癒することがほとんどですが、サイナストラクトは自然治癒しません。むしろ放置するとどんどん病気が悪化してしまいます。できる原因は、①むし歯が進行して神経が死んでしまった②歯根が割れている(歯根破折)③根の治療済みの歯が再感染を起こしてしまった④歯周病。の4つが考えられます。

対処としては、根管治療という治療法を必要とする場合が多く、歯の内部の感染物質を取り除き、洗浄、殺菌して症状の改善を試みます。根管の中がほぼ無菌化され清潔な状態になると治癒にむかいます。

歯根が消耗、あるいは破折している場合、根管治療だけでは症状は改善せず、外科処置(歯根端切除)や抜歯になることもあります。根管治療は術者の専門知識や手技が異なる場合もあります。大学病院などの歯内治療科専門医等を受診も必要となる場合もあります。

(中日新聞から引用)

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