香流歯科コラム

名古屋市名東区の歯科医院 インプラント・歯周病・入れ歯治療

  • 記事一覧

実は10人に一人のお子さんに! ご存知ですか?先天性欠如歯。

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。


「先天性欠如歯」聞いたことありますか?

本来なら永久歯は28本生えるはずです。
でも実は、日本小児科学会が2007~2008年に1万5千人余りのお子さんを調査したところ、その10.1%が生れ付き永久歯の本数が少ない先天性欠如歯だった事がわかりました。

つまり先天性欠如歯は誰がなっても不思議ではない疾患なのです。

先天性欠如歯とは、本来なら顎の中にできるはずの歯の芽(歯胚)が出来なかったり、できても育たなかった事によって起こります。
特定の病気や障がい、放射線治療の影響などが原因の場合も中にはありますが、ほとんどのケースでは原因は不明です。

遅くても小学校に入る前にはパノラマエックス線の検査を!

永久歯の歯胚のあるなしはパノラマエックス線写真を撮影すると、早くも3歳くらいからわかり、6歳後半になれば確実と言ってよいレベルの診断ができます。
先天性欠如歯は、早期に発見できると、その後の治療に有利なので、お子さんが小学校に上がる前に歯科医院でパノラマエックス写真を撮り、永久歯の歯胚について調べてもらいましょう。

歯が足りない為に困る事としてあげられるのが
①噛み合わせが悪くなる
②噛んで食べるときの効率が悪くなる
③歯の隙間が開く事等による見た目の悪さ
等のさまざまな問題があります

治療法としては
Ⅰ生え変わらずに残った乳歯を大事に残して長持ちさせる
Ⅱ矯正治療をして歯を動かして長持ちさせる
Ⅲインプラントや入れ歯で補う
等が代表的です。

中でもⅠとⅡの方法は、小さなころに発見して、将来起きるであろう問題を予測しながら経過観察をし、残った乳歯を予防して守ったり、顎の骨格が固まる前に矯正治療の準備を始めておくと、その後の治療を有利に、スムーズに進める事が出来ます。


既に乳歯が虫歯になっていると、それを長く使い続けるという事が難しくなります。
幼児期からの虫歯予防は最小限の治療で快適なお口を保つための、大きな強みになるのです。

3歳ではじっと動かずにエックス線撮影を受けるのはまだ難しいかもしれません。
4歳くらいになってできるようになったら是非一度調べてもらいましょう。


引用:クインテッセンス出版nico

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に
応じた適切な治療を行います。
予防歯科を中心に、インプラント治療、歯周病、入れ歯治療、
口腔ケアに力を入れています。
http://www.kanare-dc.com/

  • 記事一覧