令和6年1月1日夕方、最大震度7を観測した能登半島地震。今なお、余震は続き、寒い中での救助活動や避難生活が続いています。ここで注意したい点を紹介します。
健康を保つために、欠かせない口腔ケア
被災生活でも歯みがきは欠かせません。口腔を清潔に保つことで、感染症の原因となる細菌が、体内に侵入してくるのを食い止めることができます。特に免疫力の低下したシニアは、口腔環境が清潔でないと、細菌が増殖し、結果として肺炎を引き起こすなど、様々な病気の悪化につながって行きます。
少量の水でできる歯みがきの仕方。水が貴重な災害時に、少ない水で歯みがきをする方法です。
①30mlほどの水をコップに準備。その水で歯ブラシを湿らせる。
②歯みがきをする。歯ブラシの汚れは、適宜、ティッシュペーパーでふき取りながら歯みがきを繰り返す。
③コップの水で口内を2,3回に分けること。
歯ブラシがない場合
食後に30mlほどの水やお茶でしっかりうがいしましょう。また、ハンカチなどを指に巻いて歯を拭い、汚れを取るだけでも効果があります。
入れ歯の洗浄も忘れずに
入れ歯は、1日1度は外して洗浄します。洗浄剤がないときは除菌ティッシュで拭き、針金部分は歯ブラシや綿棒で清掃し、なるべく清潔に保ちましょう。