「予防歯科」カテゴリーアーカイブ

歯「80歳20本」初の5割超

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。 今回は8020運動についてお話したいと思います。

厚生労働省は2日、80歳で自分の歯が20本以上ある人の割合が推計で51.2%に上り、初めて2人に1人以上になったとする、2016年歯科疾患実態調査の結果を公表しました。 40.2%だった11年の前回調査から10ポイント以上増えたそうです。

担当者は「歯を強くする成分を配合した歯磨き粉が増えたほか、高齢者らの口腔ケア意識が高まった結果ではないか」としています。 20本は、入れ歯無しにほとんどの物を食べられる目安で、厚労省は「8020運動」として、高齢者の口腔ケアを推進しています。



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引用:「平成28年歯科疾患実態調査の結果(概要)」の文書
    
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香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に 応じた適切な治療を行います。 予防歯科を中心に、インプラント治療、歯周病、入れ歯治療、 口腔ケアに力を入れています。 http://www.kanare-dc.com/

歯の生え替わり期に受診を

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。

今回は生え替わり期の歯についてお話したいと思います。

乳歯が永久歯に生え替わるのはおおむね6歳から12歳にかけてです。

乳歯だけ生えているように見えても、顎の中で「歯胚」と呼ばれる永久歯の芽が育っています。

小学校に入学する前後に歯科を受診して口元のエックス線検査を受け、永久歯の発育状況を確認して下さい。

早期発見して対応すれば、自然な歯並びの育成や歯の治療につなげる事が出来ます。

一方、生えたばかりの永久歯は未熟で抵抗力が弱く虫歯になりやすく、成熟した永久歯になるまでに3年ほどかかるとされ、小学3年頃までは、大人が仕上げ磨きをすることが大切です。

生え始めは手前の乳歯よりも高さが低いため、歯ブラシが届きにくく、口の横から歯ブラシを入れて小刻みに動かすのがコツです。

 

生え替わり期の歯の手入れのポイント

・仕上げ磨きは、リビングなどの明るい場所で!

・磨いている間は呼吸しづらいので、何度か短い休憩をはさみましょう。

・間食が多いと虫歯になりやすい。回数を決め、ダラダラと食べさせない。

・歯間の歯垢はデンタルフロスを使って取る。特に乳歯の奥歯の間に注意。

・乳歯の虫歯は放置しない。きちんと治療し、歯磨き習慣をつける。


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奥歯は生えた事に気づかないことも多く、下の前歯が抜けたら奥歯も生え始めるサインと考えられています。

初期の虫歯なら削らずに治すことができます!早期発見の為にも3ヶ月に1度は歯科に通う習慣を付けて下さいね!


引用:読売新聞
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学校歯科健康診断と歯科医院の検査、どう違う?

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。

今回は歯科検診についてお話したいと思います。

新学期がスタートする4月。今年も学校歯科健康診断の季節がやってきました。

学校歯科健康診断とは、学校で行う歯科の集団健康診断で、親御さんも子どものころに受けた記憶があるでしょう。

平成7年以前は、お口に病気がないかを診て、病気が見つかったお子さんにだけ結果をお知らせしていました。ですから当時の親御さんからは、「紙が来ると、子どもを歯医者につれて行かなきゃならないからドキッとする」とよく言われたものです。

 しかし、平成26年の「学校保健安全法施行規則」の改訂をへて、現在は、全員に結果を通知することになっています。また健康診断の方針も、お口の健康度チェックへとシフトました。

 

学校歯科健診診断で行うのは、お口の健康度のスクリーニング

お口の健康度を「とくに異常なし」「軽度の問題があり定期的観察が必要」「歯科医師による検査と診断、適切な治療や相談が必要」の三つに分けてお知らせしてくれます。

 

歯科医院で行うのは、治療方針の決定に必要な精密検査と確定診断

エックス線写真を撮ったり、う蝕探知機で虫歯の進行度を測定したり、歯周ポケット診査行って歯周病の進行度を測定するなどして精密に調べます。

 

「学校で歯医者さんが診るのに、なぜ改めて歯科医院の診断が必要なの?」とお思いになるかもしれませんね。

 

実は歯の病気は、視診だけでは判定できないものが多々あります。

虫歯の大きさの診断にもエックス線検査が必要です。

こうした審査を受けてはじめて、正確な確定診断ができ、治療方針を決めることが出来るのです。

 

将来、お子さんが歯で苦労しないおとなになる為に、学校から届く歯科健康診断の結果をお子さんと一緒に確認して頂き、「健康な歯への入り口」として、そのお知らせをぜひ活用してください。

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引用:クインテッセンス出版株式会社nico ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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唾液が減っていませんか?

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。

今回は唾液についてお話したいと思います。

くちびるが前歯についてしゃべりにくい、むし歯が急に増えてしまった、お茶がないとぱさぱさして食べにくい、なんてことありませんか?

もしかして原因は唾液の分泌の減少かもしれません。

口の中にたっぷりあって当たり前の唾液。

それだけに、分泌量が減ってくると思ってもみない問題が起きがちなのです。

唾液の分泌を促して口も身体も健やかに!!!

 

唾液はこんなに働きもの!

ふだん私たちは唾液の存在を特に意識せずに過ごしています。ところが、口の中の唾液が減ると、たちまち困ったことが起きてきます。

唾液は驚くほど様々な役割を担っているからです。

例えば唾液で粘膜がうるおされるおかげで噛んだりしゃべったりがスムーズにできます。

唾液で食べ物が噛みやすく飲み込みやすくなり、食べ物の味物質を唾液が溶かすおかげでその食べ物のおいしさをじっくり感じることが出来ます。

また、食べかすを洗い流して口の中を綺麗にしてくれるうえ、唾液の抗菌物質がばい菌の活躍を抑え、酸とアルカリを中和して初期むし歯を修復し歯を守るという重要な役割も果たしているのです。

唾液が減っているかなと思ったら

唾液が減ってしまうと、唾液の大切な機能が充分に働きません。むし歯や歯周病が進みやすい、口臭が強くなる、口内炎が出来やすくなるほか、入れ歯が合いにくい、飲み込みにくい等、さまざまな影響が出やすくなります。

唾液が減っているなと思ったら唾液分泌を促すマッサージをしたり、歯磨きを丁寧にするとともに、かかりつけの歯科医院に定期的にメンテナンスに通って予防を心がけましょう!!

引用:クインテッセンス出版nico,

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応じた適切な治療を行います。
予防歯科を中心に、インプラント治療、歯周病、入れ歯治療、
口腔ケアに力を入れています。
http://www.kanare-dc.com/

乳歯と永久歯どっちが大切?

こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。

本日は子供の歯についてお話したいと思います。

下のグラフは3歳時にう蝕のない小児(紫線)は12歳で約3.3本の永久歯のう蝕をもつことが分かります。
一方3歳時に9本以上のう蝕があった小児(青線)は約7本のう蝕を持っています。

約2倍のスピードで永久歯のう蝕が増加していることが分かります。

さて、一般的に「乳歯は、虫歯になっても永久歯に萌え代わるから」と言われますが、皆さんは乳歯と永久歯のどちらが大切だと思いますか?
永久歯の方が長く使うから永久歯かと思われる方も多いのではないでしょうか。
確かに、乳歯の寿命はせいぜい10年。いわゆる乳歯は「子供の歯」、永久歯は「大人の歯」と言われいています。
しかし下のグラフから、乳歯の状態によって永久歯の将来が決まってしまうことがわかります。

だとすると、乳歯こそ健全な永久歯に導く「親の歯」と言えるのではないでしょうか。

子供の歯と身体の健康を守るため、大人になった時に丈夫な永久歯にするため、定期的に歯科健診をお勧めします!
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(参考文献)
岡崎好秀ら、小児期から学童期までのう蝕罹患に関する経年的研究
小児歯誌 1998