こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
本日は子供の歯についてお話したいと思います。
下のグラフは3歳時にう蝕のない小児(紫線)は12歳で約3.3本の永久歯のう蝕をもつことが分かります。
一方3歳時に9本以上のう蝕があった小児(青線)は約7本のう蝕を持っています。
約2倍のスピードで永久歯のう蝕が増加していることが分かります。
さて、一般的に「乳歯は、虫歯になっても永久歯に萌え代わるから」と言われますが、皆さんは乳歯と永久歯のどちらが大切だと思いますか?
永久歯の方が長く使うから永久歯かと思われる方も多いのではないでしょうか。
確かに、乳歯の寿命はせいぜい10年。いわゆる乳歯は「子供の歯」、永久歯は「大人の歯」と言われいています。
しかし下のグラフから、乳歯の状態によって永久歯の将来が決まってしまうことがわかります。
だとすると、乳歯こそ健全な永久歯に導く「親の歯」と言えるのではないでしょうか。
子供の歯と身体の健康を守るため、大人になった時に丈夫な永久歯にするため、定期的に歯科健診をお勧めします!
(参考文献)
岡崎好秀ら、小児期から学童期までのう蝕罹患に関する経年的研究
小児歯誌 1998
テレビ番組放送のお知らせ!
テレビ番組放送のお知らせ
愛知県歯科医師会から情報発信!です。
「歯ッピーライフ~子どもから高齢者まで!お口の健康を守る~」
平成28年11月2日(水)AM11:00~11:15
東海テレビ(1ch)
愛知県歯科医師会会員の診療所は、「かかりつけ歯科医」として皆様方の生涯に亘る健康に寄与できる歯科医療の提供を目指しております。
健やかな歯とお口から全身の健康増進と健康長寿を目指しましょう。
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香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に
応じた適切な治療を行います。
予防歯科を中心に、インプラント治療、歯周病、入れ歯治療、
口腔ケアに力を入れています。
http://www.kanare-dc.com/
フッ素で再石灰化がスピードアップ!
こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
今回はフッ素のついてお話したいと思います。
フッ素とは
土の中や海水、食べ物やお茶、そして私たちの体の中にも含まれている天然のミネラル成分です。
現在国内で販売されている歯磨き剤の9割以上には、虫歯予防を目的に薬事法で定められた1000ppm以下のフッ素が配合されています。
歯は3つのイオン(カルシウムイオン、水酸化物イオン、リン酸イオン)が結合してできています。このイオンたちは虫歯菌が出す酸と化学反応を起こして、唾液の中に溶け出します。これが「脱灰」という現象で、この状態が長く続くと歯が溶けてスカスカになり虫歯ができてしまいます。
歯を修復するフッ素は、溶け出したイオンたちを歯に戻す「再石灰化」を促進して歯を修復し、酸に強い丈夫な結晶にします。
また、ムシ菌の活動を抑えて酸を作りにくくし、「脱灰」を抑制します。
ムシ歯予防のためには、毎日のケアにフッ素を取り入れることが効果的です。
歯みがき剤を毎日使うのはもちろん、ほかにもフッ素の利用法がありますので、フッ素ジェル、フッ素洗口、フッ素塗布などのいくつかの方法を組み合わせ、リスクに合わせて予防をしていきましょう!
できるだけフッ素を口に残すには!
・寝る前に磨く
・歯磨きはじっくり回数を多く
・歯磨き粉はうがいを少なく
・たっぷり使おう!
・歯科医院で定期的にフッ素塗布をする
・フッ素洗口液をプラスする
などが挙げられます。
引用:クインテッセンス出版nico,
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香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に
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実は10人に一人のお子さんに! ご存知ですか?先天性欠如歯。
こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
「先天性欠如歯」聞いたことありますか?
本来なら永久歯は28本生えるはずです。
でも実は、日本小児科学会が2007~2008年に1万5千人余りのお子さんを調査したところ、その10.1%が生れ付き永久歯の本数が少ない先天性欠如歯だった事がわかりました。
つまり先天性欠如歯は誰がなっても不思議ではない疾患なのです。
先天性欠如歯とは、本来なら顎の中にできるはずの歯の芽(歯胚)が出来なかったり、できても育たなかった事によって起こります。
特定の病気や障がい、放射線治療の影響などが原因の場合も中にはありますが、ほとんどのケースでは原因は不明です。
遅くても小学校に入る前にはパノラマエックス線の検査を!
永久歯の歯胚のあるなしはパノラマエックス線写真を撮影すると、早くも3歳くらいからわかり、6歳後半になれば確実と言ってよいレベルの診断ができます。
先天性欠如歯は、早期に発見できると、その後の治療に有利なので、お子さんが小学校に上がる前に歯科医院でパノラマエックス写真を撮り、永久歯の歯胚について調べてもらいましょう。
歯が足りない為に困る事としてあげられるのが
①噛み合わせが悪くなる
②噛んで食べるときの効率が悪くなる
③歯の隙間が開く事等による見た目の悪さ
等のさまざまな問題があります
治療法としては
Ⅰ生え変わらずに残った乳歯を大事に残して長持ちさせる
Ⅱ矯正治療をして歯を動かして長持ちさせる
Ⅲインプラントや入れ歯で補う
等が代表的です。
中でもⅠとⅡの方法は、小さなころに発見して、将来起きるであろう問題を予測しながら経過観察をし、残った乳歯を予防して守ったり、顎の骨格が固まる前に矯正治療の準備を始めておくと、その後の治療を有利に、スムーズに進める事が出来ます。
既に乳歯が虫歯になっていると、それを長く使い続けるという事が難しくなります。
幼児期からの虫歯予防は最小限の治療で快適なお口を保つための、大きな強みになるのです。
3歳ではじっと動かずにエックス線撮影を受けるのはまだ難しいかもしれません。
4歳くらいになってできるようになったら是非一度調べてもらいましょう。
引用:クインテッセンス出版nico
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香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に
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歯の治療は出産前に!
こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
女性は妊娠すると歯のトラブルを起こしやすくなります。
歯痛や歯グキに異変を感じても治療によるおなかの赤ちゃんへの影響を心配して、受診をためらうケースも少なくありません。
放置すると歯の状態を悪化させるだけでなく、早産などにつながるリスクもあります。
心配な場合は産科の主治医などと相談しながら早めの治療をお勧めします。
妊婦の口の中で起こりやすいこと
○歯肉の血管が広がり、腫れやすい状態になる。
○唾液の分泌量が少なくなる
○女性ホルモンが細菌の栄養になる
○食事の回数が増え、口の中に食べかすが残りやすくなる
➡虫歯や歯肉炎になりやすくなる
放置すると
○早産につながる可能性がある
○出産でいきむときに歯を傷めるかもしれない
○出産後は子育てに追われて通院の時間がない
○子供に自分の虫歯をうつしてしまうこともある
妊娠中は日々の体調管理に気を配り、出産への不安などからストレスを抱えがちです。その上での歯科治療で通院し続けるのは負担が大きくなることもあります。
妊娠が分かった早い段階で歯科検診を受けることが大切です!
名古屋市をはじめ各自治体では妊産婦検診を行っています。
積極的に活用しましょう!
日ごろの歯磨きによる予防も大切です。つわりがひどく歯ブラシを口にいれにくくなった場合も口の中に食べかすが残らないようにするだけでも効果があります。
母親が歯の手入れをしっかりしておくと、生まれた後の赤ちゃんに虫歯の原因菌をうつしにくくなるメリットもあります。
(日本経済新聞28.4.19参照)
ひとくちガイド ホームページ 日本歯科医師会 妊娠時の歯やお口のケア
◇妊婦の歯の健康について詳しく解説しています。
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天候の変化で歯が痛む?! 歯周病、気温や気圧が影響!
こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
6月は梅雨の季節ですね。当院のアジサイも今年も綺麗に咲いていますよ。検診や治療に来た時は中庭も覗いて見て下さい。
「天候の変化で歯が痛む!?歯周病、気温や気圧が影響!」する記事を紹介します。
例えば・・・
○気圧が急激に低下⇒2日後に腫れる
○気温の上昇が大きい⇒翌日に痛む
などの症状が出るなど
歯周病には15~24歳で2割の人がかかっています。歯周病はその後の年齢で増えつづけ40歳以上の8割は歯周病にかかっています。

慢性の歯周病患者に起きる痛みや腫れの症状は、気温や気圧に大きな変化があった後に出やすいことを、岡山大の森田学教授(予防歯科学)らのチームが突き止めました。
天候変化が病気に影響することは神経痛やうつ病、頭痛などでも知られ、チームは「歯周病でも症状の発生が予測できれば、患者の生活の質向上に役立つ」と説明しています。
チームは、岡山大病院を受診した慢性歯周病患者約150人の症状出現と、岡山地方気象台の約2年間の天候データを比較。気圧が急激に低下した2日後と、1時間ごとの気温の上昇が大きかった翌日に発症することが多いと分かりました。
天候変化が、交感神経やホルモン分泌に影響を及ぼしたり、歯周病の原因菌増殖に関与したりした可能性が高いといいます。
竹内倫子助教は「症状が悪化する詳しい仕組みはまだ分からないが、研究を進め、将来は天気予報のように悪化を予測する『歯周病予報』を出したい」と述べています。
(引用:H28年2月27日 日本経済新聞)
歯ぐきに違和感や痛みを感じたら早めの歯科医院の受診をおすすめします!
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こどもの虫歯が2倍?!家庭内にひそむ意外な原因とは?
こんにちは(^ ^) 名古屋市名東区「香流歯科医院」の院長の吉本です。
家庭内で子供が虫歯になる原因は多く存在します。
例えば・・・・
○甘いものの食べ過ぎ
○寝不足
○歯を磨かない
その中でも意外と知られてない原因のひとつが
「受動喫煙」が原因の虫歯です
家族の吸うたばこの煙にさらされた子供は、
家族に喫煙者がいない家族に比べて
3歳までに虫歯になる可能性が2倍
になったとの~
~~発表しました(引用:H27 年10 月23 日日経新聞)
原因は、ニコチンを摂取し続けることによって体内ニコチンの濃度が上昇し、血管が収縮し血流が悪くなる結果、口腔内の病原菌に対する免疫力が低下し、虫歯になりやすいということのようです。
特に面前で吸われる環境にあった子では2.14 倍まで高まったということです。
こうした事実を重く受け止め、
子供を虫歯にしないために、
喫煙の習慣のある方は日頃から注意されることをおすすめします。
香流歯科は町のかかりつけ歯科医としてひとりひとりの症状に
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ホームページリニューアル
香流歯科医院のホームページをリニューアルしました